海に囲まれ入り組んだ海岸線と大小多くの島々がある長崎は、たくさんの灯台が、デンリュウのしっぽのように「うみのみちしるべ」として船乗りたちを導いてきました。
ばしょ 平戸市生月町御崎
たかさ 約11m
生月島最北端に位置し、100mほど切り立つ断崖の上に立つ白亜の灯台。この灯台には全国でも珍しい展望所が設置されており、雄大ですばらしい景観を360度パノラマで満喫できます。
夕暮れ時には、水平線に沈み行く夕陽に照らされ、灯台がオレンジ色に染められるさまは一度は見ていただきたい景色。
また、岬の陸部分はなだらかな草原になっており「はまゆう」の群生地があります。
ばしょ 佐世保市宇久町野方郷
たかさ 約12m
宇久島北部の野方(のがた)海岸一帯は、断崖の続く複雑なリアス式海岸になっており、陸地には広大な草原が点在しています。草原の中に1つだけ佇む対馬瀬灯台は島のシンボルでもあり、その壮大な風景は様々なメディアでも取り上げられています。また、灯台付近は絶好の釣りスポットでもあり、クロ(メジナ)をはじめ、様々な釣魚に出会うことができます。
対馬瀬灯台が建つ宇久島最北端の岬周辺では、五島牛がのんびりと草を喰む、のどかな風景が見られます。大自然に恵まれた宇久島ならではの光景であり、芝生の緑と白い灯台、背後に広がる海の青さとのコントラストが絵画のように美しく、岩場は野性的な景観を呈しています。